まさかのペイオフ発動

日本振興銀行が破綻した件。

ペイオフとは、

「金融機関が破綻した場合、全預金について一定の割合または額面に限って保護される」だったか。裏を返せば、「預貯金の元本が必ずしも保証されない」という制度だったと思う。

ペイオフの全て-ペイオフ解禁の対応法-

ペイオフというコトバは、7年ほど前か自己投資で通っていた金融系の授業で詳細を知ったように思う。当時は前例がなかったからピンとこなかったが、ここにきて本当にペイオフが発動されて驚いている。ただ、今回の同銀行についてはじゃぶじゃぶと湯水の如く金を貸し続けていたんだから破綻という結末は当然だったんじゃないか。

ニュースを見ている限りでは、年配の預金者が1000万円をこえる預貯金について「どうしよう」などと言っていたが、どう考えても金の預け方がおかしいと思った。リスクの分散(預金と投資に分ける)とか、預金先の分割とかいう発想はなかったのか。若い銀行にタンス預金してしまう日本人はやっぱり金融に疎いと感じた。

大体において、

金融機関が喜んで差し出すサービスをまんま契約してはダメ。

とくに預金は。金融機関が喜ぶ商品・サービスというのは預金者に負担が及んでいるのだから。金融とはそういうものだ。むしろ、専門用語を突き付けて売り込んでくる営業に食い下がって、金融機関が嫌がるようなサービスの組み合わせを発見して逆手にとらないと。

しかし、融資がストップする中小企業はかわいそうだ。

世界恐慌に向けて..

円高・ドル安・ユーロ安..で世界恐慌に向かうのか。

「日銀が..」「政府が..」とテレビが報じるが、円を中心に何が出来るというわけでもあるまい。さらに、この期に及んで(円高は確かだが)「ドル安」の頭で世界経済を語る報道もある。

しかし、現在の世界人口(と伸び率)、世界の原料、世界の生産力、世界の中のマネーの在処、なんかを想像してみると、ドルを基準にものをいうのはどう考えてもナンセンス。

経済に詳しい筋の間では数ヵ月後の世界恐慌の可能性も高いようだから、(国内については)今までと同じ発想で経済危機を乗り切ろうとするのは、あまりにも原点が違い過ぎると思う。

非常にセコい話しだが、日本の政治家には無駄金を削ることぐらいしかできないのではないか。公務員人口の適正化、公務員所得の国際基準に則った調整(減給)。公務員の年収が会社員のそれと比較して決められているなどありえないことだし。

私の年収は産業人平均収入より低いから、無駄金削減は大歓迎である。

っと言ってはみるものの..。

高級マンション即日完売は金融不安の証し

どこにそんな金があるのだ?

首都圏を中心にマンション販売が復調するなか、富裕層を対象にした1億円以上の“億ション”の発売が相次ぎ、好調な売れ行きをみせている…
(引用元: 億ション完売ラッシュ 株安“逆資産効果”に一抹の不安

チャラッとニュース記事を斜め読みすると不動産の売れ行き好調をPRするトピックに見えるが、背景には世界規模の巨大な金融不安があるのは確実だろう(私の場合もそう、生活が決まっていない今、郊外に家を買うのは泣き寝入りだ)。

都市部のマンションは流通材の一種だ。 居住した場合のリセールバリューは? 賃貸した場合の利回りは安定しているのか? しかし、富裕層が金融商品や企業へ投資をせず高級マンション(個人資産)を買いあさるのは異常事態だろう。

民間の住宅といっても、日本国民の資産であることは間違いない。外国人に抑えられる前に日本人の金持ちにバンバン購入してもらおう(ぐらいしか思いつかない)。

デフレをどう解釈すればいいのか

金融やら経済やらについては一消費者以上に詳しくはないんだけど、今のデフレについては同解釈すればいいのかいろんな意見が飛び交ってるようで..。

▼貯蓄税への批判 : ひろゆき@オープンSNS
http://hiro.asks.jp/72674.html

景気改善のためには「金を流通させないと変化が起こせない」という大前提があって、金利の操作如何ではさらに流通が鈍ることもある..というのが論点になるんだよね(?)

個人の視点からすれば、例えば数年前に組んだローンは住宅ローンなんかは、最近出た低金利のものに借り換えてしまえばいいじゃないか、って思うんだけどね。