まさかのペイオフ発動
2010/09/10 コメントを残す
日本振興銀行が破綻した件。
ペイオフとは、
「金融機関が破綻した場合、全預金について一定の割合または額面に限って保護される」だったか。裏を返せば、「預貯金の元本が必ずしも保証されない」という制度だったと思う。
ペイオフというコトバは、7年ほど前か自己投資で通っていた金融系の授業で詳細を知ったように思う。当時は前例がなかったからピンとこなかったが、ここにきて本当にペイオフが発動されて驚いている。ただ、今回の同銀行についてはじゃぶじゃぶと湯水の如く金を貸し続けていたんだから破綻という結末は当然だったんじゃないか。
ニュースを見ている限りでは、年配の預金者が1000万円をこえる預貯金について「どうしよう」などと言っていたが、どう考えても金の預け方がおかしいと思った。リスクの分散(預金と投資に分ける)とか、預金先の分割とかいう発想はなかったのか。若い銀行にタンス預金してしまう日本人はやっぱり金融に疎いと感じた。
大体において、
金融機関が喜んで差し出すサービスをまんま契約してはダメ。
とくに預金は。金融機関が喜ぶ商品・サービスというのは預金者に負担が及んでいるのだから。金融とはそういうものだ。むしろ、専門用語を突き付けて売り込んでくる営業に食い下がって、金融機関が嫌がるようなサービスの組み合わせを発見して逆手にとらないと。
しかし、融資がストップする中小企業はかわいそうだ。