馬鹿王(スピリッツ)を読みたい

今、無性に「馬鹿王(スピリッツ/1987)」が読みたいのである。

1987年といえばバブル全盛期。あの頃は心の何処かで「イラストレーターになりたい」と思っていたので、メジャーな週刊漫画には目を通していたのだが、画風やストーリーとは無縁の(グレーリテラチャのような)漫画が逆に新鮮に映り、リフレッシュがてら毎週読んでいた。

馬鹿王の正しい(と思われる)綴り。

馬の点は5つ、ハネは逆向き。鹿の下の方はこんな感じだった。タイトルイラストの馬の足も5本で、目は★マークだったはずだ。

この「馬鹿王」という読み切り漫画は赤瀬川原平という人物の作品なのだがとにかくふざけていて、ネタは幼稚なものばかりだった。

だが、新作品を生み出そうとするメジャー誌のギラギラした作品と違って馬鹿王は本当にバカで、酔っ払ってとろけそうな脳ミソで冗談をつぶやきながら描いたような作品だった。

どなたか「馬鹿王」を覚えていませんか? ストーリーを復元できませんか?

この馬鹿王は単行本になっておらず、原本も週刊漫画だったので、現在はお目にかかれず、記憶の中にのみ存在している。微かな記憶しかないのだが、もう少し思い出せないものかと。

引用元: 馬鹿王さまの訓示